木精肌具 

木でモニュメントから、家具、唐木細工までこなす山本工房の制作日記。木精肌具(もくせいきぐ)は木に触れて感じてほしいという作者、山本伸二の想いからのネーミング。

1本で26個のお花咲く。



いつも奈良公園の鹿角の材料支給で作っている「奈良の鹿角で作った桜ピンバッチ」

生産管理の方が材料を奈良鹿保存会で手配してくださるのですが、どんなふうに作っているのかという質問があり、
今回初めて一工程ごとに写真を撮ってみました。

今回の角は結構立派で1本で26個取れました。(1個も失敗なし!)

①まずこれが切る前の角です。

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②22ミリ間隔で輪切りにします。(仕上がりは20ミリの丸型)

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③それを半分に割ります。

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④断面に鉛筆で20ミリの丸をマーキング。

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⑤切るときに安定するように外側を少し平らに擦ります。

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⑥鉛筆の線を残すように帯鋸で切ります。

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⑦面削機のチャックにはめてハイスで20ミリの真丸に削ります。チャックとハイスは削るものに合わせてその都度作ります。

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⑧表側を面削機(面を削る旋盤機械)でアールに凹ませます。

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真ん中のスの黒い部分をなるべく取るようにひとつひとつ加減を見ながら削っていきます。

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⑨面削機で裏側の丸みを削ります。刃物はアールにあわせて作ります。

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厚みがぎりぎりなので裏には鹿角の革の部分が少し残りますがこれもおもしろいです。

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⑩ピンバッチ金物を嵌める凹みを削りだします。

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⑪桜の花びらの形をけがきます。

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⑫ミニターで花びらの形を削って整えます。ミニターはミニグラインダーの商品名ですがもう30数年3代目です。

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⑬120番のペーパーで磨きます。外側はサンダーで、内側は手作業で。

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⑭花の芯の筋と点々をマーキングしてミニターで彫っていきます。

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⑮エポキシの金を筆で彫った溝に注す。はみ出た金を完全に乾いてからペーパーで削ります。

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⑯ピンバッジ金具の接着面のメッキをはがして糊逃げの筋を彫ります。
 金具はネーム入りの別注品です。これの原型も彫金で製作しました。

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⑰エポシキボンドで金具を接着。

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⑱キャッチを検品しながらつけて完成です。

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お疲れ様~

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  1. 2014/04/17(木) 22:19:22|
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